MTTR
システムが故障してから修復して再び使えるようになるまでの時間の平均で、平均修復時間ともいう。修復のしやすさである保守性を表し、短いほどよい。
イマシルちゃんの解説
MTTRは、故障したシステムを再び使える状態に戻すまでにかかる時間の平均を表す指標だよ。たとえば、2回の故障から戻すのに2時間と4時間かかったら、平均は3時間になるんだ。
この数字を見ると、故障した後にどれくらい早く直せているかが分かるよ。交換部品を手元に用意したり、修復の手順を整えたりすると、作業中の待ち時間や迷いを減らせるんだ。
故障をなくすだけでなく、起きてしまった後の停止時間を減らす工夫にも役立つんだね。
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より深い解説
定義
MTTR(Mean Time To Repair:平均修復時間)は、故障が起きてから、修理が終わって再び稼働するまでの時間の平均である。システムの保守性(Serviceability / Maintainability)を表す指標で、短いほどよい。
MTTR = 修理時間の合計 ÷ 故障の回数
修理にかかる時間の内訳
修理の時間には、部品を交換する時間だけでなく、次のような時間がすべて含まれる。
- 故障に気づくまでの時間
- 原因の場所を突き止めるまでの時間
- 保守要員や部品が届くまでの時間
- 修理や交換の作業時間
- 正常に動くことを確かめる時間
このうち、特に時間がかかりやすいのは、原因を突き止めるまでの時間である。
MTTRを短くする(早く直す)方法
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| エラーログ取得機能 | 故障のときの状態や記録を残し、原因を素早く突き止められるようにする |
| 監視と通知 | 故障をすぐに検知し、担当者に知らせる |
| 遠隔保守 | 現地に行かなくても、遠隔から状態を確かめたり、設定を直したりできるようにする |
| 予備品の準備 | 交換部品を手元に置いておく |
| 部品の交換のしやすさ | 稼働中に部品を交換できる(ホットスワップ)、ユニット単位で交換できる構造にする |
| 手順書の整備と訓練 | 復旧の手順を決め、担当者が慣れておく |
「故障が起きた後に、早く原因を見つけて直す」工夫が、MTTRを短くする。故障そのものを減らす工夫(予防保全や誤り訂正など)は、MTBFを長くするものである。
稼働率との関係
稼働率 = MTBF ÷(MTBF + MTTR)
MTBFが同じでも、MTTRを短くすれば、システムが使える時間の割合(稼働率)は高くなる。