RMON
ネットワークの回線やポートを流れるパケットを、監視用の機器(プローブ)が集めて分析し、その統計をSNMPで管理装置に渡す仕組み。MIBの拡張として定められている。
イマシルちゃんの解説
ネットワークの混雑を調べるには、通信量だけでなく、どの機器の通信が多いかも分かると役立つよ。
RMONは、そうした監視に使う情報を定めたMIBの一種なんだ。MIBは、ネットワーク機器の管理情報を項目ごとに整理したものだよ。
監視する場所では、プローブという機器や機能がパケットを観察し、通信量やエラーの統計を蓄えておくの。
管理装置は、機器の管理情報をやり取りするSNMPというプロトコルで、その記録を受け取るよ。
監視する側が継続して集計するから、管理装置が常に問い合わせ続けなくても、後から通信の状況を調べられるんだ。
この解説はわかりやすかったですか?
より深い解説
定義
RMON(Remote Network Monitoring)は、RFC 2819(RMON1)、RFC 4502(RMON2)などで定められた、遠隔からネットワークのトラフィックを監視するためのMIBである。ネットワーク上に置いたプローブ(RMONエージェント)が、パケットをキャプチャして統計をとり、その結果をSNMPマネージャが取得する。
仕組み
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| プローブ(RMONエージェント) | 測定対象の回線やスイッチのポートで、流れるパケットを取り込み、統計や履歴を作って保持する。スイッチやルータに機能として組み込まれていることもある |
| SNMPマネージャ | プローブから、SNMPで統計や履歴を取得する。しきい値を超えたときは、トラップで通知を受けることもできる |
プローブが自分で集計しておくため、管理装置が常に問い合わせ続けなくても、トラフィックの状況を把握できる。
RMON1とRMON2
| RMON1 | RMON2 | |
|---|---|---|
| 分析する層 | データリンク層(MACアドレス単位) | ネットワーク層からアプリケーション層(IPアドレス、プロトコル単位) |
| わかること | セグメントのパケット数、エラー、ホストごとの通信量 | どのIPアドレスどうしが、どのアプリケーションで通信しているか |
RMON1の主なグループ
| グループ | 内容 |
|---|---|
| Statistics | パケット数、バイト数、エラー数などの統計 |
| History | 統計を一定の間隔で記録した履歴 |
| Alarm | 値がしきい値を超えたときにイベントを起こす |
| Host | ホストごとの通信量 |
| Matrix | ホストの組ごとの通信量 |
| Event | イベントの発生を記録し、トラップを送る |
似た用語との区別
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| MIB | SNMPで管理する情報の構造(データベース) |
| トラップ(Trap) | エージェントからマネージャへ、出来事を自発的に知らせるSNMPのメッセージ |
| SMTP | メールを送るプロトコル(SNMPとは別物) |
フローの情報を集める方式には、ルータが通信のまとまり(フロー)ごとの統計を送る NetFlow や sFlow もある。
実際の試験ではここに出る!全1問
ネットワークスペシャリスト
- 午前Ⅱ