アローダイアグラム
作業の前後関係を、矢印と結合点で表す工程管理の図。全体の完了を決める、所要時間の合計が最長となる経路を調べ、日程を管理する。
イマシルちゃんの解説
料理では、お湯を沸かす間に野菜を切れるけれど、ゆでる作業はお湯が沸くまで待つ必要があるね。
こうした作業の順序や同時に進められる関係を整理する工程管理の図が、アローダイアグラムだよ。
作業を矢印で表し、始まりや終わりの時点を結合点でつないでいくんだ。
それぞれの作業に必要な時間も書くと、全体がいつ終わるかを計算できるよ。
全体の完了時刻を決める作業のつながりを、クリティカルパスと呼ぶんだ。
どの作業が遅れると完成が遅れるのか分かるから、優先して見守る作業を決めやすくなるよ。
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より深い解説
図の読み方
矢印が作業を、結合点が作業の作業の前後の時点を示す。ある結合点から先の作業は、そこへ入るすべての作業が終了してから始められる。
| 要素 | 表すこと |
|---|---|
| 作業 | 所要時間を伴う処理 |
| 結合点 | 着手や完了の時点 |
| ダミー作業 | 所要時間0で前後関係だけを表すもの |
位置や線の長さではなく、接続と所要時間を読む。循環する依存関係のままでは、通常の工程計算はできない。
時刻の計算
開始点を0とし、矢印に沿って所要時間を足す。複数の経路が合流するときは、到着時刻の最大値を採る。これが最早結合点時刻である。
完成期限から逆に所要時間を引き、分岐先が複数あるときは最小値を採ると、全体を遅らせない最遅結合点時刻が求まる。作業の余裕は、終了点の最遅時刻から、開始点の最早時刻と作業時間を引いて求める。
独自の計算例
開始から完成まで、経路Xは準備4日と製作5日、経路Yは設計3日と加工4日が必要とする。双方が完了して完成になるなら、全体の所要日数は9日である。もう一方には2日の余裕がある。
全体を決める経路がクリティカルパスである。その経路上の作業には全余裕が0である。一方の短い経路を1日縮めても、全体の日数は変わらない。
短縮するときの注意
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 全体を決める経路が一つ | その経路の作業を縮める効果を計算する |
| 同じ長さの経路が全体を決める | 一方だけ縮めても、他方が全体の完了を制約する |
| 大幅に短縮する | 別の経路が新たに完了を決める経路になる場合がある |
経路計算だけでは、作業員や設備の競合を解決できない。計算で並行にできても、同じ装置を使うなら利用できる資源の条件を加えて見直す必要がある。
経路探索の目的の違い
通信の経路探索ではコストの小さい経路を選ぶことが多い。一方、工程ではすべての必要作業を終えるため、完了を遅らせる側に着目する。目的が違うため、単純に最短の経路を選んではならない。
実際の試験ではここに出る!全1問
テクニカルエンジニア(ネットワーク)
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